9月8日 第1回教育セミナー「医薬品を安全に使用・管理するための最近の話~医療安全における非まじめのすすめ~」を開催いたしました。
講師である、国際医療福祉大学薬学部特任教授であり、前日本病院薬剤師会副会長の土屋文人先生より、日本の薬剤管理の安全についての変遷とそこでの様々な課題への取り組みについてお話いただきました。
医療の安全性と利便性はトレードオフの関係であるとしながらも、「医療安全はルールを減らすことを目指さなければならない」と述べ、さらに今後、地域包括的な医療体制が整備される中での薬剤の安全な運用のための方策を模索する必要があることを強調されていました。「もの(薬剤)から見る薬剤師」と「ひと(患者)から看る看護師」のチームとしてのコミュニケーションの重要性にも言及されていました。 会場からの鋭い質問が多くあり、本テーマへの関心の深さを改めて感じました。
2時間に及ぶ講演でしたが、参加者は、土屋先生のお話にグイグイ引き付けられ、「楽しく深く学べた」「明日からの仕事に活かしたい」と語っていました。
今回は、健康科学大学で学生が自主的に結成した医療安全同好会のメンバーも参加しました。